2023.08.29
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はワイヤーフォックステリアの子の症例です。
【症例】
ワイヤーフォックステリア 2歳9ヶ月 男の子(去勢済)
【経過】
〇1歳からの痒み
〇痒みに対して噛む、搔く
〇皮膚が脂っぽい
〇毛が薄く、地肌が見えてしまっている
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首のお写真です。
毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
次は胸、お腹のお写真です。
胸、脇、お腹、内股はほとんど毛がありません。
最後に体側面の写真です。
【初診時の見極め】
ポイント①被毛形成異常
全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
アンダーコートが生えていないのは病気です。
この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。
・全体的に毛が薄い、細い
・地肌が見える
・被毛が硬い
・毛がよく抜ける
こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。
ポイント②心因性
心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・ぬいぐるみの中綿を出したり、目、耳、鼻を取り、破壊する
・紐、タグ、ファスナーが好き
・スリッパ、靴下、マスクを収集する
・自転車を怖がる
・興奮癖があり、一人で走り回る
・おうちの中で飼い主様の行くとこ行くとこを追いかける
・バイク音や物が倒れる音に怯える
これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。
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【当院の処方プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
③被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
それでは治療後の様子と比べてみましょう。
この子の場合、治療から約2か月後には痒みがほとんどなくなり、毛の量も見違える程増え、生え揃いました。
飼主様からは、「はじめて毛並みが良くなった!」と喜んでいただけました。
同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
スキンケアECプラス(腸活)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】看護師 佐野
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