2017.02.13
フレンチブルドッグの痒みを伴う皮膚病治療に力を入れて取り組んでいる皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は当院受診のきっかけがちょっとだけいつもと異なる症例報告です。
きっかけは、当院のオンラインショップの無料相談(スターターセット購入の特典)からでした。
飼主さまからいただいた写真の状態は重度の皮膚病であり、過去の治療歴の経過もかんばしくなかったこともあったので、当院の遠隔診療を提案させていただきました。
もちろん写真をみて「遠隔診療で十分に対応できる」と判断したのもあります。
では、治療症例です。
【症例】
フレンチ・ブルドッグ 3歳6ヵ月 男の子(去勢済み)
【症歴】
〇1年半前からの皮膚病
〇過去に2件の動物病院を受診
それでは初診時の状態から紹介します。
まずは正面から。
続いて、顔の皮膚炎。
続いて、頚部の湿疹。
続いて、胸部の湿疹。
続いて、わきの湿疹。
続いて、腹部・内股の湿疹。
続いて、側面です。
斜め後ろからみると湿疹の分布が非常にわかりやすいです。
実際に診たのはこの上記の初診1回のみで、この後はすべてメールと写真による遠隔診療としました。
治療後、飼主さまにご自宅で撮影していただいた写真を紹介します。
まずは、顔。
続いて、腹部。
続いて、背中全体。
続いて、左側面。
続いて、右側面。
続いて、右前肢。
もちろん湿疹は一つもなく、顔・身体・四肢端すべての痒みも改善されました。
よく「初診時の診極め」とお話しますが、現実はメールと写真でもほとんど診極めができるのが皮膚科です。
もちろん当院でも治療成績がかんばしくない場合もありますし、本当のマレな難治性もいるのですが、確率論で「一般的な体質」に入るのが現実です。
今回のフレンチブルドッグのわんちゃんも同様で、抑えるべきところを抑える治療を選択すれば治療は一瞬です。
もちろんこういった症例には当院のスキンケアとサプリメントは必要不可欠です。
メールと写真で行う遠隔診療の実例を紹介してみました。
同じようなわんちゃんであれば、遠隔診療でもかなりの高い精度で治療成績を劇的に向上することが可能と考えています。
もしお困りの飼主さまは、一度ご相談ください。
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