2017.05.21
トイプードルの脂漏性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚科治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
春のピークも過ぎ去り、通常モードになってきましたので、症例報告を再開していきます。
それでは今日はトイプードルの典型的な皮膚病の一つ、脂漏症の症例報告です。
【症例】
トイプードル 9歳2ヵ月 女の子(避妊済)
【症歴】
〇1歳から発症
〇過去の治療はステロイド、クロルヘキシジンシャンプー、ケトコナゾールなど
それでは初診時の状態をみてみましょう。
続いて、身体を右側面からみてみましょう。
続いて、頚部です。
同じく頚部をやや右側からみてみましょう。
続いて、左の耳です。
続いて、右前肢です。
続いて、左前肢です。
続いて、身体の左側面、腹部~大腿部にかけてです。
同じく太もも外側の拡大です。
続いて、右後肢の内側です。
同じく、右後肢の膝~スネにかけての写真です。
同じく右後肢の甲~足首の部分です。
かなり重度の脂漏性皮膚炎ですが、トイプードルでよくある典型的な状態でもあります。
病気としては特別なものではなく、治療は非常にシンプルです。
それでは治療後との比較をみていみましょう。
※画像をクリックすると大きくすることができます。
まずは頚部です。
毛がのびていて、皮膚がみえにくいため、まだ被毛が伸びきっていない状態の比較もだしてみます。
続いて、左耳です。
続いて、右前肢です。
続いて、左前肢です。
続いて、身体の右側面です。
続いて、右後肢の内側です。
同じく右後肢の膝~スネの部位です。
このスネの部分ですが、被毛が長くなって、皮膚コンディションが見えにくいため、治療途中をお見せします。
かなり綺麗になっているのが伝わると思います。
続いて、右後肢の足首~甲にかけての部位です。
同じく治療途中の状態をみてみましょう。
かなり皮膚コンディションが改善しているのがわかると思います。
トイプードルの痒み・皮膚トラブルにはさまざまな要因があり、どこに力をいれて治療すべきかは症例によって異なります。
投薬メインの場合もありますし、スキンケアメイン、サプリメントが重要なこともあります。
当院ではありとあらゆる角度からのアプローチで高い治療成績をだしています。
差のつく治療成績のポイントがスキンケアとサプリメントです。
遠方の飼主さまでもご利用いただけるようにオンラインショップでも取り寄せることができますので、お困りの方は一度ご検討ください。
さまざまな商品がありますが、トイプードルであればヒーリングケアLFプラスが含まれた「掻く・舐めるといった痒み治療のために開発されたスターターセット」が最も適していると思います。
投薬治療と併用することで、今まで以上に高い治療成績をだすことが可能です。
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