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【パグの皮膚科専門外来】皮膚バリア機能改善

2014.10.31

こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。

秋もまだ半ばですが、もう冬が目の前に来たような肌寒さを感じますね。

当院では仕事のピークが春の4~5月と、秋の10月の2回あるのですが、今年もその2度目のピークがちょうど終わりようやく一安心です。

この先は来春まで穏やかな日々が続くと思うのですが、前回のブログに書いたように次のシーズンに向けて新しい取り組みをしているので、有意義な半年にしたいと思います。

そんな最近の僕を元気にしてくれたのはノーベル賞を受賞した天野氏のあるインタビューで「どれだけ失敗しても、寝て朝おきると新しいアイデアが浮かび、「今日はうまくいきそう」と思ってやっていた」という内容の言葉です。

レベルは違いますが、以前できなかったことをできるようにするために・・・のエネルギーになりますね!

では今日はパグの症例報告です。

【症例】

 パグ 5歳 女の子(避妊手術済)

【病歴】

 〇2年前からワキ、お腹の赤みと痒み
 〇冬より夏が悪化しやすい
 〇今年の6月からさらに悪化し、今が最も悪い
 〇背中には皮膚病はでない
 〇抗生物質+抗真菌剤を服用し、改善がないためさらに抗生物質を1種類追加併用するも改善なし

それでは初診時の状態です。

この状態は来院そのままの状態で、バリカンでカットなどは行っていません。

初診時から3ヶ月弱の治療後との比較をみてみましょう。

※すべてクリックすると画像を大きくしてみることができます。

このタイプもパグに多い難治性皮膚疾患の一つですね。

院内薬浴を併用することで著しい改善が認められます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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