シーズーの症例報告

【シーズーの皮膚科治療】1年中、皮膚の痒み・べたべた・臭う

2022.08.27

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はシーズーの子の症例です。

 

【症例】シーズー 7歳 男の子

 

【経過】

〇2年前まで全く問題なかった

〇一年中、皮膚の痒み・ベタつき・臭いがある

〇シャンプーしてもすぐ臭ってくる

〇掻くことより舐める方が多い

〇病院を変えるも改善しない

 

それでは初診時の様子をご覧下さい。

 

まずは首の写真です。

続いて胸の写真です。

胸の右側を拡大してみると、脂漏症で特徴的な鱗状のフケが見られます。

こちらの写真は、背中側の首です。

続いて背中から腰にかけての写真です。

 

全体的に毛が薄く、特に首下から胸にかけてフケが多く皮膚のコンディションが悪い状況でした。

 

初診時から2週間後の再診時には、皮脂が減り少しずつですが毛が生え、ホルモン治療薬での治療も開始しました。

1か月後には皮膚の赤みが減り皮脂は気にならなくなりました。

定期的な診察で適宜シャンプーの回数などを調整し、初診時から約半年後には皮膚のベタベタと臭いから解放されました。

では写真で比べてみましょう。

 

 

 

胸の右側の拡大写真です。

こちらは胸の左側の拡大写真です。

この写真は首の右側面です。

 

 

 

 

 

いかがでしょうか

全体的に毛が生え、皮膚もとても綺麗になりました。

シーズーは、皮膚炎が起きやすい『遺伝的な体質』があり、そこに犬種特有の『心因性』の舐めグセがさらに状況を悪化させ治らず繰り返し、病院を転々とすることも…。投薬治療だけでなく、免疫改善や腸内環境の改善のため食事療法やスキンケア・サプリメントをその子に合わせたレシピで考えることが重要となります。

まだ完璧な”本来の姿”ではないかもしれませんが、着実に良くなっている姿を見るとモチベーションが上がりますね。

当院では問診に時間をかけ、その子の体質や性格などを考慮し、その子に必要な治療と食事案内やスキンケア・サプリメントの処方と、生涯にわたりサポートしていくことが可能です。
毎日の皮膚へのイライラが募り充実した日々が送れず悩まれている方は、当院までご相談下さい。

 

今回、この子が使用したサプリメント(ECプラス)を含め、

当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病治療】薬浴&サプリ&食事療法

2019.10.18

こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。

今回はシーズーの症例です。

 

【症例】

シーズー 2歳3ヶ月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

〇半年前から続く皮膚炎

〇抗生物質の投与を行ったが改善しなかった

〇腹部、後肢、足先を舐める、耳を掻く

〇エリザベスカラー着用

 

それでは、初診時の状態です。

まずは、体の正面です。

 

右腕の内側です。

 

右の手先です。

 

左の足先です。

 

胸~脇、腹部です。

 

胸~脇、腹部の拡大です。

 

内股~後肢です。

 

それでは、初診時から約2週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

 

全体的に赤みが引き、フケも無くなりました。

以前は人がいない時ずっと手を舐めていたようですが、だいぶ落ち着いたそうです。

 

このような症例には当院が開発したスキンケアとサプリメントが非常に有効です。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【犬の舐め癖専門外来】手舐め・足舐め・内股舐め

2019.04.22

シーズーの手舐め・足舐め・内股舐めなど痒みを伴う皮膚炎治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

手をしつこく舐める、足を舐めだしたら止まらない、暇があると内股を舐める・・・など「舐める」という症状が強くでる皮膚病があります。

アポキルやステロイド、食事療法、アレルギー治療などでの改善が難しく、今の皮膚科では難治性として扱われています。

特にシーズーに多く診らえる傾向があります。

今日はそんな症例です。

【症例】

 キャバリア×マルチーズMIX 4歳 男の子(去勢済み)

※シーズーではないのですが、遺伝的体質がほぼシーズーに近いためこのカテゴリに分類しています。

【経過】

〇1年前から手を舐める&噛む、毛をひっぱる

〇2ヵ月前からは後足や内股までなめるようになった

〇季節性はない

〇アポキルを1日2回服用しても効果がない

〇食事療法併用しているが、改善しない

それでは初診時の状態です。

続いて、口唇(右側)です。

 

続いて、前肢端です。

続いて、前腕です。

※皮膚炎があるのは腕の曲がる部位(屈曲部)です。

その拡大です。

続いて、内股~後肢です。

 

 

 

それでは初診時から5週間後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

 

 

 

 

 

非常に綺麗になりました。

口唇、腕、四肢端、内股の痒みはほぼゼロに近いです。

当院でもアポキルを併用しましたが、1日2回ではなく1日1回と少ない量で使っています。

 

ポイントを列挙します。

①アポキルは効くのか?効かないのか?

②よく見るアトピーや脂漏性マラセチア性皮膚炎と何が違うのか?

③食事療法は適切か?

④アポキル以外に必要な投薬治療は何か?

これらを初診時に同時に判定することが5週間で改善させるポイントです。

 

投薬治療があることが最も確実な治療プランですが、治療内容にスキンケア&サプリメントは非常に重要になっています。

当院が開発したスキンケア商品のMedicareシリーズと、サプリメントPlusシリーズが非常に相性があうと思います。

特にクレンジングオイル&シャンプー、スキンケアECプラス&パーソナルケアPⅡ+がお勧めです。

 

当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

当院では獣医師向けにプライベートセミナーを開催しています。

今回の症例のようなアポキルが効かない舐め癖に対する診断・治療法についての詳細な解説を行います。

ご興味のある方は当院までお問い合わせください。

≪セミナー申し込みはこちら≫

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの皮膚病】アポキルが効かない手舐め・足舐め

2018.11.16

こんにちは。四季の森どうぶつクリニックです。

今日はシーズーの症例報告です。

 

【症例】

シーズー 12歳3か月 女の子(避妊手術済)

 

【経過】

○生後1~2歳頃から痒み

○7歳頃~手足をよく舐めるようになり、血マメ(はじけて出血)になるようになった

○アポキル、抗生物質、ステロイドを使用したが、効果が出なかった

 

 

それでは初診の状態です。

まずは体の正面です。

 

左前肢です。

 

腹部です。

 

右後肢です。

 

左後肢の内側です。

 

それでは、初診時とその約8週間の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると拡大することができます。


体の赤みが減り、毛も生えかなり良くなりました。

 

このタイプの症例には治療薬が不可欠ですが、当院が開発したスキンケア&サプリメントが非常に重要になってきます。
当院で開発したスキンケア商品は以下のオンラインショップでお買い求め頂けます。

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【獣医師の解説】

シーズーによくあるタイプで、おそらく既存の治療で最も治りにくいタイプの1つかと思います。

特徴は、

①シーズー

②アポキル・ステロイドが効かない

③病院専用療法食

④手先・足先・内股を舐める

⑤手先・足先(指間)に血マメができて、はじける

です。

この特徴があるときは、3つのポイントを同時に抑える必要があります。

3つのポイントは初診時に判定できますが、検査では検出することができないため、主訴・問診・見た目で判断する力が必要です。

今回の症例は、当院受診以降一度も血マメができなくなり、アポキル・ステロイドで改善がなかった四肢の皮膚炎もほとんど消失しています。

「痒み・舐める・皮膚炎」がイコール「アポキルが効く」ではないため、なぜ腫れているのか?なぜ舐めるのか?なぜ炎症がおきるのか・・・を追求する視点が重要です。

 

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

アポキルとシャンプーで治らないタイプの皮膚病

2018.09.06

シーズーのアトピー・マラセチア性皮膚炎・脂漏症など、痒い皮膚病の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


シーズーの皮膚病は本当に治しにくい場合があります。

あのアポキルでしっかりコントロールできる症例もいますが、そうでない症例も相当数いるかと思います。

今日はそんな「アポキルでは抑えきれないだろう」というシーズーの皮膚病症例です。

【症例】

 シーズー 8歳

【経過】

 〇3年前から皮膚トラブルで、通年性(季節による改善はほぼなし)

 〇外用ステロイドスプレーによる改善なし

 〇痒み(四肢なめる・内股舐める)がひどいため、常時エリザベスカラーを装着している

 
それでは初診時の状態、まずは正面から。

続いて、胸部~わき。

同じく左わきの拡大。

続いて、内股です。

病変部の確認と、治療成績向上を兼ねて毛をカットしました。

続いて、右わき(毛カット後)です。

続いて、内股です。

毛をカットしたあと、そのまま院内薬浴を実施しましたので、その実施直後の状態を紹介します。

まずは胸部。

続いて、左前腕です。

同じく左前腕の内側です。

同じく左前腕の外側です。

続いて、内股です。

続いて、右後足の膝~スネあたりの写真です。

今回はここまでです。

とういうのも、つい昨日来院されたため、2回目の診察はまだ先です。

このタイプ、一見シーズーの典型症例にみえるかもしれませんが、ちょっとイレギュラーです。

そのためシンプルななアポキル&シャンプーでは抑えきれないものがあります。

初診時にどの部位を、どう評価するのか?

そしてどの治療方針を選ぶのか?

この一番大事なポイントは提携動物病院にメールでお知らせします。

この症例は初診時の「診た目」に特徴があるので、「アポキル&シャンプーではない」理由がわかるタイプです。

提携をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

シーズーの脂漏症・マラセチア・毛包虫(アカラス)治療

2018.08.04

シーズーの脂漏症・マラセチア性皮膚炎・ニキビダニ(毛包虫・アカラス)といった皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。


シーズーの皮膚病は非常にシンプルですが、負のスパイラルが回りだすと非常に重症化して何をどうすればいいのか優先事項がわからなくなることがあるため難治性になりやすい傾向があります。

シーズーの皮膚病はこれを把握すれば10中8,9うまくいきます。

 〇膿皮症
 〇マラセチア性皮膚炎
 〇脂漏症
 〇アトピー
 〇食物有害反応
 〇心因性掻痒症
 〇内分泌疾患
 〇毛包虫(アカラス、ニキビダニ)

平均で4~5つありますので、治療成功の秘訣は1つも漏らさず診断して、優先順位を間違わないことです。

当院でのシーズーの皮膚病改善率が100%なのはこの診断と優先順位の診極めだと思います。

【症例】

 シーズー 4歳 女の子(不妊手術済)

【経過】

 〇今までずっとアトピーと言われていた

 〇食事療法している

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは正面から。

続いて、顔の左側です。

続いて、顔の左側です。

続いて、頚部とその拡大です。

続いて、前胸部です。

続いて、右前肢です。

続いて、左前肢と腕、肢端の拡大です。

続いて、胸部です。

続いて、腹部です。

続いて、右後肢と左後肢です。

続いて、側面とその拡大です。

 

それでは初診時から6週間後の状態と比較してみましょう。

痒みは皆無に近く、非常に元気になって体調も絶好調になったそうです。

診断は、毛包虫(ニキビダニ、アカラス)、脂漏性マラセチア性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、食物有害反応です。

このタイプに心因性は含まれていません。

こういった症例では治療に順番があり、毛包虫からアプローチして、マラセチアとアトピー対策を次に行います。

食物有害反応に対する食事療法は初回からでもいいと思います。

今回のポイントは、

①初診時に毛包虫(ニキビダニ、アカラス)を確実に見つけること

②併発疾患であるアトピー・脂漏・マラセチアより毛包虫に対しるアプローチを先に行うこと

③初期の毛包虫に対する治療から途中でアトピー・脂漏・マラセチアよりの治療にシフトすること

④初診時ないし2回目に毛のカットと薬浴を行うこと

だと思います。

投薬治療が必須の症例ですが、スキンケア&ECは非常に重要だと思います。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

アポキルが効かない?アポキルを使わないシーズーの皮膚病治療

2018.07.05

アポキルが効かないアトピー・マラセチア・脂漏症などシーズーの痒い(舐める・掻く)皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

気温・湿度ともに上昇中で、非常に過ごしづらい季節になりましたね。

今日は夏に弱いシーズーちゃんですが、ちょっとだけ特徴のあるわんちゃんの症例です。

【症例】

 シーズー 4歳半 女の子

【経過】

 〇1年以上アポキルを服用しているにも関わらず痒みが改善しない

 〇夜に寝れなくなるほど痒がる

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは正面から。

続いて、下顎~頚部と、下顎の拡大です。

続いて、胸部~腹部です。

続いて、左後肢です。

写真では重症度がわからないとは思いますが、痒くて痒くて眠れない!という状況です。

なによりアポキルを1年以上服用し、当院まで100件以上の動物病院を超えてきていますので、どれだけ痒いのかは見た目以上だというのは伝わると思います。

こういった症例ではアポキルがまったく効かないわけではないというのは、過去の治療症例記事で何度もお話してきた通りですが、せっかくなので「アポキルなし」で治療してみることにしました。

その方が「アポキルだけが治療のすべてではない」というのがよくわかりますし、この子の痒みには何がどれだけ効果的なのか?が飼主さまにもよく伝わると思います。

それではアポキルを完全にゼロにして、初診時から約2週間後の状態と比較してみましょう。

なにせ初診時の状態でわかりやすい皮膚炎がなったため、変化は乏しいですね。

ただ痒みは随分となくなり、掻く日もあるが掻かない日もあり、特に夜もぐっすり眠ることができるようになっています。

なにをやったかというと、薬浴&投薬治療&サプリメントです。

内服治療にはステロイド、シクロスポリン、アポキルは使っていません。

外用薬の処方もありません。

サプリメントは当院で開発したヒーリングケアLFプラスを使用しています。

 2020年追記 現在はパーソナルケアPⅡ+を推奨しています。

そう、痒みの原因の1つは心因性です。

今回の痒み行動の原因が純粋な痒みではなく、心因性の行動であることに気づくことがポイントです。

心因性の痒みにアポキルはほぼ効きません。

ただ、アポキルが効く痒み(アトピー)もありますので、それはアポキルでもいいですし、今回のようにアポキル以外の薬浴で緩和させてもいいと思います。

今回はあえて「痒い=アポキルではない」という意味でアポキルを使わずに治療しています。

もちろんアポキルを使いながらでもいいのですが、痒みの原因を分析してアポキルが効く痒みが全体のどれほどあるのか、アポキル以外で抑えなければいけない痒みがどのくらい残るのか、初診時に確実に判定できることが重要ですね。

これも診た瞬間に「アポキル以外の方法でも十分にコントロールできる」と判定できた症例です。

的確な診断・治療があれば当院のスキンケア&サプリメントが非常に相性がいいタイプです。

当院で開発したスキンケア商品とサプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

シーズーの皮膚病はスキンケアブームの弊害でスキンケアばかりが注目されますが、本当はそうではありません。

スキンケアを大事にしつつ、サプリメントを大事にすることがなによりも治療成績に差をつけます。

的確な診断治療とともに、ECプラスとLFプラス(現在はパーソナルケアPⅡ+を推奨)を使用していただければ多くのわんちゃんの相性に合うと思います。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

シーズーのアトピー・脂漏症・マラセチア性皮膚炎の最速治療法

2018.07.04

シーズーの「フケ」「脂っぽい」「ベタベタする」「皮膚が硬くなる」といった症状を特徴とするアトピー・アレルギー・脂漏症・マラセチア性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

梅雨~夏になり皮膚トラブルも増えてきています。

特にシーズー・フレンチブルドッグの犬種ではこの時期が一番皮膚病が悪化しやすいですね。

今日はそんなシーズーの典型的な皮膚病の症例報告です。

【症例】

 シーズー 12歳 男の子

【経過】

 〇5歳のころからずっと皮膚病

 〇季節性はなく、1年通して発症している

 〇ここ数年はステロイドを2日1回で服用を続けている

 〇アミノ酸系の食事療法継続中

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは正面から。

続いて、頚部と毛を掻き分けた拡大です。

続いて、首の下(前胸部)です。

続いて、胸部~わきです。

続いて、腹部です。

続いて、背中全体です。

こういった症例には薬浴が非常に効果的で一瞬でよくなりますので、病変部確認を兼ねて全身をカットします。

初診時の全身カット後の状態をみてみましょう。

まずは頚部とその拡大です。

続いて、前胸部です。

続いて、右前肢の外側です。

続いて、右前腕とその拡大です。

続いて、右前肢の手首と肢端です。

続いて、胸部とその拡大です。

続いて、右後肢の外側と膝付近の拡大です。

続いて、右後肢の足首~甲の拡大です。

最後に背中を2枚です。

初診時から18日後の状態と比較してみましょう。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

完全に毛が伸びて見えなくなる前にほぼ完全にキレイになったと思います。

初診時に薬浴をして1週間後の2回目診察時には痒み(掻く)が激減しており、「内股と手を舐める」が残っているだけでした。

この治療の流れで症状の改善に差が出る場合は「そのまま継続」よりも、1つ加療した方がいいです。

そこで、当院が開発した舐め癖用サプリメント「ヒーリングケアLFプラス」だけを追加処方したところ、3回目(2回目から11日後)の診察時には掻くどころか舐めるすらゼロになりました。

もちろん当院受診後のステロイドの服用はゼロです。

こういった症例には当院のスキンケア&サプリメントがかなり役に立ちます。

全身の毛をカットして、オイル&シャンプー&オイルジェルがあれば投薬治療の成功をサポートできます。

フケや脂漏が多いと「スキンケア」だけに注目されがちですが、このタイプの根本的なケアはサプリメントです。

ECプラスで免疫と脂漏をコントロールして、LFプラスで舐め癖を抑えなければいつまで経っても「こまめなシャンプー」から開放されません。

洗ったらきれいになるけど、痒いしぶり返す・・・という結果になってしまいます。

スキンケアで表面をよくしながら内側(体質)へのアプローチをすることで加速的によくなりますので、絶対にサプリメントを併用してください。

もちろん適切な診断・治療があってこそです。

当院で開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

脂漏症のタイプでのお勧めはオイル・シャンプー・オイルジェル・ECプラス・LFプラスです。

局所の皮膚炎・湿疹であればローションでかなり簡単なケアもできます。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

シーズーのしつこい痒み皮膚病治療

2018.06.18

シーズーの痒い皮膚病として特徴的な「手舐め」「足舐め」「お腹(内股)を舐める」「首を掻く」などの症状がでやすいアトピー・アレルギー・マラセチア性皮膚炎といった皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

【症例】

 シーズー 9歳 女の子(避妊手術済)

【経過】

 〇2歳のころから続く痒み・皮膚トラブル

 〇季節性はなく1年通して痒みがある

 〇痒みは四肢端「手舐め」「足舐め」、腕を噛む、下顎~首をかく、腕をかむ、内股をなめる、脇を舐めるetc

それでは初診時の状態をみてみましょう。

まずは頚部とその拡大から。

続いて、右前肢とその拡大です。

続いて、左前肢とその拡大です。

続いて、胸です。

続いて、後肢です。

それでは初診時からわずか2週間後の状態と比較してみましょう。

初診時に薬浴と処方を行いました。

※写真をクリックすると大きくすることができます。

赤み・皮脂といった見た目はほぼ改善しています。

重症部位は頚部だけでしたので、治療の差はあまり感じにくい写真比較だったと思いますが、痒み症状はほぼゼロになりました。

ペチャペチャと舐めてつづけていたのが、もうなくなったそうです。

こういったタイプはスキンケア、EC&LFのすべてが有効に作用します。

特にLFプラスは必須でしょう。

脂漏症、アトピー、舐め癖(心因性)などの皮膚トラブルのために当院が開発したスキンケア&サプリメントはオンラインショップからお買い求めいただけます。

的確な診断の上で使用いただけると非常に有効に作用します。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

【シーズーの重度の脂漏症】5件目の動物病院

2018.02.11

シーズーのアトピー・アレルギーによって難治性になりやすい脂漏性マラセチア性皮膚炎の治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

シーズーの脂漏症は原因・体質・程度がわんちゃんによって随分と異なるので、どの原因にどのくらい力をいれてアプローチするか?がとても重要です。

今はアポキルがあるため「とりあえずアポキル」というプランで改善があるわんちゃんはそれでいいのですが、アポキル単独で改善がない場合、次の手を複数もっていなければお手上げになり詰んでしまいます。

今回はそんな「アポキル単独ではきびしい」という典型的なシーズーの脂漏症です。

【症例】

 シーズー 5歳 男の子(去勢済)

【経過】

 〇2年半前から皮膚病

 〇1年通して改善なく、梅雨が最も悪化する

 〇過去にかかりつけ動物病院以外に皮膚病のために3件の動物病院を受診し、漢方治療、ホルモン治療、食事療法などを行うも改善なし

 〇今回5件目の動物病院として当院受診

それでは初診の状態です。

まずは頚部とその拡大。

続いて、右前腕です。

続いて、胸部とその拡大です。

続いて、左の脇の拡大です。

続いて、腹部の臍周囲の拡大です。

続いて、腹部~内股です。

毛をカットしてみました。

まずは頚部です。

続いて、臍周囲の拡大です。

治療から3か月後の状態と比較してみましょう。

90%の部位で皮膚がかたい、フケがでる、べたつくといった脂漏症の症状をおさえることができました。

部分的にのこっているとこもありますが、かなりの改善と判断できます。

ただ、今回の症例ではこの「脂漏」の体質がかなり強く、通常の治療では抑えきれませんでした。

・アポキル
・院内薬浴(2週間に1回)

がメインではあるのですが、この2点ではむずかしかったため、さらに4つの治療を併用しようやくここまで改善しています。

現在は3週間に1回になりましたので、今後は4週に1回まで間隔をあけることが目標です。

その状態で今年の梅雨~夏を乗り切るのが次のの目標となるでしょう。

今回の症例では投薬治療が絶対的に必要な状態でしたが、もちろんスキンケア&サプリメントもかなり重要なポイントになっています。

遠方にお住いの方でも遠隔診療が適応になる病気でもありますので、お困りの方は一度受診をご検討ください。

今回のわんちゃんのような体質に向いているスキンケアとサプリメントは下記のオンラインショップでお買い求めいただけます。

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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