2019.04.26
パピヨンの痒みを伴うアトピー・アレルギー・心因性の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
パピヨンは湿疹・脂漏症の体質がひどくでないため、あまり難治性というイメージはないのですが、小型犬ゆえに「心因性」というのが起きやすく、アトピーと心因性が同時にあると難治性になる傾向があります。
【症例】
パピヨン 2歳半 女の子(避妊手術済)
【経過】
〇1歳前から皮膚コンディション&毛並みが悪い
〇1歳くらいから全体的に脂っぽい体質になり、痒み発症
〇顔・耳・お腹を掻く、手先をなめる、膝~スネを噛む
それでは初診時の状態をみてみましょう。
続いて、頚部です。
続いて、胸部です。
続いて、身体の右側面です。
続いて、右後足の側面です。
それでは初診時から2か月半後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
掻く・舐める・齧る・嚙むといった痒み症状はすべて消失しました。
毛並み全体がべたっと脂漏症になっていましたが、サラサラの毛並みに戻りました。
また齧り過ぎて毛がなくなっていた部分(右後足・外側)もきれいな毛並みがもどってきています。
こういった症例はアポキルやプレドニゾロンでは十分な改善に至らないため、積極的な心因性アプローチがお勧めです。
投薬治療もそうですが、ヒーリングケアLFプラスを併用することで少ないお薬で高い効果を導き出すことが期待できます。
長期続けることでお薬を減らすことも診察ではできているので、サプリメントを併用しながら治療するのがベターです。
また脂漏症にはクレンジング&シャンプーといったスキンケアも非常にいいのですが、根本的な体質改善にはサプリメント「スキンケアECプラス」が非常にいいです。
今回のパピヨンの症例には、
・クレンジングオイル
・シャンプー
・モイストクレンジングオイルジェル
・スキンケアECプラス(アトピー&脂漏体質の改善)
・ヒーリングケアLFプラス(心因性対策)
の5点を使っています。
投薬治療も併用していますが、一般的な痒み治療薬であるアポキルは3日に1回レベルで十分コントロールできています。
犬の皮膚病治療のために開発したスキンケアおよびサプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。
こういった心因性にはヒーリングケアLFプラス、パーソナルケアPⅡ+のどちらかがお勧めですが、パピヨンで軽症であればヒーリングケアLFプラスがいいかと考えています。
柴犬・フレンチブルドッグ・シーズーはパーソナルケアPⅡ+をお勧めしています。
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