パーソナルケアPⅡ+が有効な症例

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【フレブルの皮膚病治療】手舐め・足舐めの癖にアプローチ

2019.05.31

フレンチブルドッグに多い「アポキル・ステロイドが効かない」手舐め・足舐めといった痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

フレンチブルドッグの皮膚病の原因と言えば「アトピー・アレルギー」がよく知られていて、アレルギー対策としてアレルゲンを避けた食事療法や、ステロイド・アポキルといった痒み止めの内服治療薬が一般的ですが、これらの治療でよくならないフレンチブルドッグも多くいます。

今日はそんな「痒み止めが効かない手舐め・足舐めのフレンチブルドッグ」の症例です。

【症例】

 約2歳 フレンチブルドッグ 男の子

【経過】

〇1歳のころから続く痒み

〇手・足先をよくなめるため、エリカラを外すことができない

〇顔も全体的に赤く、掻いたりこすったりしている

それでは初診時の状態、まずは正面から。


続いて、前肢端とその指間・足裏の拡大です。





続いて、後肢端とその拡大です。




それでは初診時からやく1か月後の状態です。






慢性的な舐め癖によって毛が茶色に染まっているため一部分かりにくいところがあるかもしれませんが、舐める程度は「10→2」レベルまで改善しました。

アポキル・ステロイドといった痒み止めが劇的に改善につながる「痒くて舐める」もありますが、「舐める=痒い」とは限らないため、改善がない場合は痒い以外の原因を探さなくてはいけません。

手舐め・足舐めの原因は一概に1つだけではなく、多くは複合的な要因で起きているため、アプローチを痒み止め(アポキルやステロイド)一辺倒では不十分なこともあります。

特にフレンチでは心因性(性格)による舐め動作が強く出やすい傾向にあるため、心因性のアプローチを併用しなければうまくいかないケースが多くあります。

当院でフレンチブルドッグの治療成績が高い理由の1つはこの心因性のアプローチが奏功しているためだと考えています。

その他に考慮すべき原因として「アレルギー」についてよく聞かれますが、環境アレルゲンに対する反応はあれど食物アレルギーはほとんどないため、食生活からのアレルゲン回避の努力はほとんど改善につながらないと考えています。

※稀に食物アレルギーもありますので、アレルゲン回避でよくなる場合があるかもしれませんが、当院ではアレルゲン回避だけで改善した症例はこの5年は経験していません。

今回のアトピーがあったため、アポキルを併用しつつですが、心因性の投薬治療を行って改善させました。

ある程度改善したら減薬のためにもサプリメントの併用していくと治療成績が高くなります。

当院ではこういった痒い以外の舐め癖にサプリメント「パーソナルケアPⅡ+」を開発しました。

一般的なサプリメントと異なり長期的な使用が必要ですが、根本的に解決しにくい性格・気質からくる舐め癖には非常に有用だと考えています。

また、こういった症例にはスキンケアも非常に重要となります。

スキンケア単独で舐め癖が改善するのは難しいのですが、スキンケアが不十分であると治るものも治りません。

ピントが足裏の皮膚にあわなかったため、比較画像では採用していませんが、足裏の奥に皮脂が多く付着したままの状態であれば投薬治療がどれだけ適切でも痒み改善は難しいです。

こういったシャンプーでは取り除きにくい皮脂汚れには当院のMedicareクレンジングイルが非常に効果的です。

犬の皮膚病治療のために開発したスキンケア&サプリメントは以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。

 

 

 

 

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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