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【MIX犬の皮膚科治療】傷ができるまで掻く・噛む痒みをオンラインで治療することは可能か?

2024.02.03

こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

 

今回はMIX犬の子の症例です。

 

【症例】

MIX犬  推定4歳 男の子(去勢済)

 

【経過】

〇痒い

〇掻く>噛む、7:3

〇傷になるまで掻く

〇抜け毛が多い

 

それでは初診時の様子をご覧ください。

 

 

こちらは首~胸の写真です。
毛が薄く、地肌が見えています。

次に胸の拡大写真です。
こちらも同様で特に脇はほとんど生えていません。

 

次にお腹の拡大写真です。
脇同様、毛がほとんど生えておらず地肌が見えています。

 

最後に背中の毛をかき分けた写真です。

 

 

 

【初診時の見極め】

 ポイント①被毛形成異常
 全体的に毛が薄く、地肌が見えてしまっています。
 アンダーコートが生えていないのは病気です。
 この異常に気付き、治療をすることで劇的な改善が見込めます。

 ・全体的に毛が薄い、細い
 ・地肌が見える
 ・被毛が硬い
 ・毛がよく抜ける

こちらが当てはまる子は、被毛形成異常を疑います。
治療を進めるにあたり、この毛並み異常に対してアプローチをしなければ改善できません。

 ポイント②心因性
 心因性の診断として、以下の行動パターンを問診で確認しました。

 ・散歩がすきではない
 ・他の犬に挨拶ができない(無視する)
 ・苦手なものが多い(音、車や自転車、水など)
 ・行ったことが無い部屋に入れない
 ・食後ののハミガキガムが無いと寝れない
 ・排便のタイミングにこだわりがあり、その日のタイミングと合わなくなると排便ができなくなってしまう

これらの行動パターンを示す症例では、痒みとは別に心因性の掻痒行動(特定の場所を異常に舐める・噛む・掻く)が強く出る傾向があります。







【当院の処方プラン】
①アトピー
・投薬治療

②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス

③被毛形成異常
・投薬治療
・アロペシアGR+

 

それでは治療後の様子と比べてみましょう。

 

 

 

 

 



この子の場合、治療から約1か月後には痒みがほぼ無くなり、
毛質が柔らかくなりました。
治療から3か月後にはAfter写真の状態まで改善しました。

・全体的に被毛が増える
・アンダーコートが復活し地肌を覆っている
・柔らかい被毛
・抜け毛の減少

見事に被毛形成異常の症状を克服しています!
飼い主様も迎え入れて以降『初めての状態!』と喜んでいただけました。







同じような症状の子やその他皮膚疾患でお困りの方はぜひ当院までご相談ください。

受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます。
・サプリメント
 スキンケアECプラス(腸活) 
 アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
 Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。

 

 

尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。

※症状によってはできないこともございます。

詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。

 

インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。

 

 

【症例報告制作者】看護師 上林

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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