2020.12.12
こんにちは、獣医師の平川です。
前回記事 【年末の恒例行事】2020年回顧録①
の続きです。
今年の当院の変化の1つに「働き方改革」がありました。
まずは従業員の働き方改革について紹介します。
当院で初の産休となった森さんが時短勤務(14:30まで)で復帰しています。
この時短勤務への対応のためだけではないのですが、19時・20時まで全員で仕事するという勤務体制では女性の働きやすさはないだろうなと判断し、長期的な目線で夕方の診察時間を基本17時までと短くしました。
そして先日結婚した鮫島さんですが、引っ越しに伴い通勤時間がかかるなどの理由で退職予定のところ、時短&リモートワーク(週1日)で継続勤務してもらえることになりました。
動物病院でリモートワークというのはほぼないと思うのですが、「価値を創造する」というテーマでリモートにも挑戦です。
以前はこんな個別の働き方に対応していなかったのですが、人それぞれ背負っているものが違うことを考えると全員が同じ働き方でなくても個性を生かして病院全体がうまく回ればよりいいのかなと思うようになりました。
正直なところ対応する僕個人の負担は大きくなってるんですけど、折角一緒に働いているのでみんなが「支え合い(誰かのおかげで働ける)」を感じることができたらなという考えに切り替えています。
続いて、僕個人の働き方改革です。
「身体を壊してからでは遅い」「プレイベートの時間を確保」をキーワードに仕事をセーブし始めて5年以上、これまでに
2013年~ 休診日増やす
2014年~ 犬の皮膚病以外は診ない
2018年~ 手術症例は他院を紹介する
2019年~ 日曜診察を減らす(月1回)
2020年~ 夕方を早く終わらせる
と業務を減らす取り組みをしてきました。
そのため休診日は増え、病院の滞在時間は減りました。
が!
・提携病院との連携
・東京サテライト
・セミナー開催(資料制作が大変!)
・オンラインショップ対応
とオンライン系の仕事が増え、診察室にいる時間よりPCワークの時間が圧倒的に長くなってきました。
これは夜の一人の時間や、移動時間、在宅ワークでもできるので、将来的にはいいかなと前向きに捉えています。
ただPCワークに東京サテライトやセミナー開催の出張を加えると診察以外の業務が増えすぎており、学術活動に割く時間がないなど今年は「仕事抱えすぎ」というのが正直な感想です。
個人的な働き方改革にはまだまだ課題が大きいので、来年の目標にしたいと思います。
働き方改革のラストは業務分担です。
今まで従業員に対しては診療関連業務だけに従事させていたのですが、従業員も増えてきましたし、リモートワークにも対応できるということでPCワークの一部を従業員にもやってもらうことになりました。
・オンラインショップの商材発注業務
・SNS情報発信(画像&動画)
・セミナー資料作成
・症例報告(ブログ)作成
まだまだ引き継ぎという業務なので楽になっている感じはありませんが、来年への種まきと思っています。
続く・・・?
2020年12月22日 【自己評価】2020年回顧録③
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