2017.05.28
犬の痒みを伴う皮膚病治療のみを専門に行う動物病院四季の森どうぶつクリニック、獣医師の平川です。
本日は皮膚病の新薬(1年前発売)であるアポキルのセミナーに参加してきました♪
セミナーといってもイロイロなタイプのセミナーがあるのですが、僕が獣医師になった頃のセミナーと言えば・・・会場に行き、講師の先生の話を聞き、最後に質問があれば挙手して講師の先生に質問する・・・とうスタイルが王道でした。
しかし最近のセミナーはちょっと違います!
まずはWebセミナーの同時開催♪
セミナー会場が遠方がゆえに参加できない・・・という先生でも受講できるようにネット配信も行っています。
そのため病院で仕事しながら聞いてもいいのですが、お弁当がでるとあり・・・・いや、会場でなければ集中できないなと直接参加してきました(笑)
また、今回は新しい取り組みもあり、講師の先生への質問もネットを介して行うというスタイルでした。
※スマホ・PCを介して質問掲示板にたくさんの質問が列挙され、人気(フェイスブックのいいね!のようなGoodボタンあり)の質問順に講師の先生が回答する
ネットを介することで、挙手して直接話すというスタイルを省くことができます。
何が違うのかって、日本人はシャイなので質問がしやすくなる!という明らかな変化が生まれます。
今日はそんな「匿名で、講師の先生にいろいろ聞ける!」というスタイルであったため、たくさんの質問がありました。
そんな質問も先生よって疑問点が異なり、質問の内容次第でその先生がどんな診察をしているのかも想像でき、質問を眺めているだけでも中々興味深いものでもありました。
そんなセミナーですが、僕がセミナーにいくときは常に新しいものを得るために参加しています。
「小さなことでも、たった一つのことでも、知らない世界のことを得て帰ってこよう」と意識しています。
そんな新しいことを得るためのセミナーですが、新しいことを得るには3つのものを捨てなければいけません。
1つは古い知識、医療は日進月歩の世界で、常にアップデートされています。
古い知識をすて、新しい知識で診療に臨むことは非常に重要です。
ついつい今までどおり・・・の慣れがでがちな診療ですが、常に変わり続けることが重要です。
2つめに重要な「捨てる」は、経験です。
どんな仕事でも経験は非常に重要で、今の診療は過去の経験から作られています。
ただ世の中にはもっと経験豊かな先生がいらっしゃって、セミナーではそんな経験豊かな先生しか知らない世界を疑似体験することができます。
講師の先生の経験値を自分の経験値にして、明日からの診療に生かすことができます。
そして3つめ、上記の知識と経験を自分のものにするには、もう一つ捨てるものがあります。
それはプライド、プライドを捨てることで本当の意味で新しいことを身につけることができます。
新しい世界の中には過去の自分を否定するものも含まれていることもあるため、時には勇気を持った英断が必要なこともあります。
過去にしがみつき、自分の知っている知識と経験だけでかわりゆく広い世界を判断していては井の中の蛙になってしまいます。
成長のためには絶対に大切なものですね♪
臨床を続けている限り、最後の最後まで自分の知らない新しい世界を吸収できる獣医師でありたいと思います。
そして今日は自分が苦手な海外の文献情報をたくさん仕入れることができ、とてもいい勉強になりました。
これからも、お弁当がでなくても参加していきたいと思います(笑)
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