2023.03.08
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 6歳2ヶ月 男の子
【経過】
〇1年前から首輪に沿っ毛が生えなくなってしまった
〇冬毛も生えない
〇痒みなし
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは正面の写真です。
こちらは正面から見た首の写真です。
こちらは横から見た首の写真です。
首輪がついていた部分だけ毛がありません。
次は胸、お腹の写真です。
毛がスカスカで、お腹は赤みがあります。
こちらは右側面の写真です。
最後に皮膚の拡大写真です。
毛の密度が低く、スカスカです。
首輪をしているところに沿って毛が生えてこなくなってしまったため、ハーネスに変えてみたが、改善はなかったそうです。痒みはないが、脱毛範囲が広がり、お腹や尻尾のあたりの毛も薄くなっています。
それでは、初診時と治療から3ヶ月後の様子を比べてみましょう。
元々活動的ではなかったそうですが、治療を始めて2か月頃には活動的になり、お散歩で走るようになったり、ベランダに出て遊んだりするようになったりと性格にも変化がありました。
治療を初めて3ヶ月頃にはお写真のように毛がびっしり生え揃いました。
【当院での治療】
①被毛形成異常
・投薬治療 ※教科書に掲載されていない治療方法の為、他院での治療は難しくなります。
当院への受診が難しくホームケアのみでアプローチする場合は、
・食事療法
・スキンケア
・免疫異常:スキンケアECプラス
・毛並み異常:アロペシアGR+
・心因性:パーソナルケアPⅡ+
がお勧めです。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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【症例報告制作者】看護師 佐野
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