2015.03.21
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
今回はフレンチブルドッグの症例報告です。
【症例】
フレンチブルドッグ 9歳 男の子
【過去の病歴】
〇6年前から皮膚病
〇当院治療前に免疫抑制剤を約3ヶ月使用したが改善なし
それでは初診時の状態をみてみましょう。
※一部画像をクリックすることで大きくすることができます。
まずは全体です。
続いて、顔を正面から拡大します。
同じく顔のシワの拡大です。
同じく顔の左側、シワの拡大です。
続いて、右耳。
同じく右耳の拡大です。
続いて、下顎~頚部です。
同じく下顎の拡大です。
同じく頚部の拡大です。
続いて、右前肢です。
同じく右前肢のワキに近い部分の拡大。
同じく右前腕の拡大です。
続いて、腹部とその拡大です。
ここから治療2ヵ月後です。
画像をクリックすることで拡大することができます。
非常に綺麗になりました。
フレンチブルドッグの症例の中ではかなり重度のため集中的な院内薬浴を4回実施したことに加え、全身的な薬物療法(お薬を飲むこと)も併用しました。
このようなタイプでは皮膚のコンディションを改善することが何より重要になるため、スキンケアを集中的に行う必要があります。
当院では医学的な治療を含めたメディカルスキンケアを院内で行っておりましたが、かねてから要望があった「遠方のため当院を受診できない飼主さまが自宅でもできるスキンケア」にも対応することにしました。
すべての皮膚病がスキンケアで改善するわけではありませんが、適切な基礎疾患の診断と医療とともに併用することで治療成績の向上に役立つと考えています。
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