2018.04.14
アポキルが効かないフレンチブルドッグのアトピー・アレルギー・膿皮症などの痒い皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
「フレンチブルドッグの痒い皮膚病にアポキルが効かない・・・」という状況に悩んでいる方は多いと思います。
悩んでいるのは飼主さまだけなく、実は獣医師も同様です。
魔法の痒み止めのように登場したアポキルが効かないときにどうするか?
今日はそんな症例報告です。
【症例】
フレンチブルドッグ 4歳 男の子(未去勢)
【経過】
〇約2年前から手足の痒み(舐める)、赤み、腫れ
〇顔の皺の痒み
〇アポキル開始(最初だけ1日2回、その後1日1回)とステロイド外用で緩和はあったが、痒み(舐める)のコントロールはできなかった
〇痒みは、四肢端(前>後)、顔の皺をこする、口唇を掻く
それでは初診時の状態をみてみましょう。
まずは顔の正面と左右の拡大です。
続いて、左口唇(斜め下から)です。
続いて、右前肢と指間です。
続いて、左前肢と指間と足裏です。
初診時から3週間後の状態をみてみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
続いて、右前肢と指の間です。
続いて、左前肢と指の間、足裏です。
わずか3週間の治療アプローチでしたが、痒みは元々10として今2くらいまで改善しました。
赤みも減っていますし、腫れも引きました。
元々アポキルの服用期間があったので、そのアポキルの服用中の状態との比較もお聞きしましたが、「アポキル単独よりずっといい」ということでした。
なお内服についてはアポキル以外は処方しておらず、当院が開発したサプリメント2種類「スキンケアECプラス」と「ヒーリングケアLFプラス」を使っています。
顔の皺のケアにはMedicareローションを使って非常にいいコントロールができています。
皺のケアにはとても相性がいいのでおすすめです。
今回の患者さまですが、大阪から来院されました。
3週間前の初診時に一通り治療方針を決定し、2回目の再診時が今回でしたので「治療方針は初診時に確定できる」ということです。
フレンチブルドッグの手を舐める、足を舐める、癖のような痒み・皮膚病にはアポキル以外のアプローチを組み合わせなければうまくいかないことが多いです。
その次の選択肢が当院のサプリメント、ヒーリングケアLFプラスが主役になると思います。
ヒーリングケアLFプラス単独ですべての皮膚病がなおるわけではないので、的確な診断&投薬治療を併用しながらですが、「医療に足りない部分を埋める」というのがこのヒーリングケアLFプラスとスキンケアECプラスだと思います。
この2種類のサプリメントは当院のオンラインショップでお買い求めいただけます。
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