心因性掻痒症

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【チャイクレの皮膚科専門外来】2種類の皮膚病の診極め

2014.03.02

こんにちは、院長の平川です。

今日の皮膚科症例報告は、少し珍しいタイプの皮膚病です。

【症例】

 チャイニーズ・クレステッドドッグ 1歳8カ月

【過去の病歴】

 〇生後1歳の冬から腰のあたりに痒みを伴う皮膚病
 〇春過ぎから手首を舐める、目・口・鼻の赤み・痒み
 〇徐々に悪化、全身に拡大し現在が最も悪い状態
 〇近医にて治療継続しているが、症状の改善が認められない

では、初診時の状態を見てみましょう。

まずは顔の正面です。

続いて、顔の左側から。

同じく左眼。

同じく、左の口唇の拡大です。

続いて、右前肢。

同じく右前肢の手首の拡大です。

続いて、左前肢です。

同じく左前肢の前腕~肘に近い部分の拡大です。

この部位は舐めすぎていることで、被毛ほぼなくなっています。

続いて、腹部。

同じく、腹部~右内股の拡大です。

掲載はしていませんが、右の鼻・口唇も同様に赤み・痒みがあります。

また両耳、肛門周囲の赤み・痒みもあります。

上記の病変部に共通するのは、全て「痒い」ということです。

ですが、この上記の写真の中で1つだけ違う病気が含まれています。

ほぼ左右対称に見えて・・・たった1カ所だけ痒みの原因が異なるものが含まれています。

この違いを初診時に診極めなければ迷走の原因になります。

では、3カ月半後の状態と比較してみましょう。


※画像をクリックすると拡大できます。


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※画像をクリックすると拡大できます。


※画像をクリックすると拡大できます。


※画像をクリックすると拡大できます。


※画像をクリックすると拡大できます。

ほぼ綺麗に改善しました。

初診時に問診をとり、簡単な顕微鏡検査のあと、

 ・おそらくアレルギー性皮膚炎(アトピー&食物の可能性)が基礎疾患にある
 ・また部分的に感染症が認められる
 ・左右対称に見えますが、1か所だけ原因が異なるものがあるため、そこの治療だけは最初から行わず最後に加えましょう

と伝えました。

服用する薬を1回変更するなどの工夫はありましたが、ほぼスムーズに改善したと思います。

全身性の皮膚疾患を診るときに「分かり易い原因で全てを判断しない」ことが重要ですね。


四季の森どうぶつクリニック
獣医師 平川将人

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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