2013.09.30
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの獣医師平川です。
あの暑い夏はどこへ?というくらい涼しくなってきましたね。
アトピーや脂漏のわんちゃんにとっては少し過ごしやすい季節になりつつあるかと思います。
では、ここ数回紹介しているシーズーの脂漏性マラセチア性皮膚炎の第4回目です。
初回のスキンケアから3週間後(スキンケア3回実施)の状態を、初回との比較でみていきましょう。
部分的に被毛をバリカンでカットした部分もございます。
目的は被毛があることで皮膚のコンディションを正確に比較できないこともあるかと思い、飼主さまから了承を得たうえで
カットしてわかりやすいようにしてみました。
(※治療上は必ずしも必要としない状況で、カットの目的にご理解いただいた飼主さまに感謝します。)
まずは頚部から。
同じく、頚部の拡大。
続いて、右からみた状態です。
同じく、右からの肩付近の拡大です。
続いて、仰向けの胸部です。
同じく胸部の中心の拡大です。
同じく、左脇です。
続いて、右前肢です。
同じく、右前肢の肘付近の拡大です。
同じく、右前肢肘付近の側面からの拡大です。
続いて、右後肢の内側からです。
同じく右後肢の内側からの拡大です。
同じく右後肢、仰向けからです。
すべて、自宅シャンプー後から3~4日経過後の皮膚状態です。
院内でのシャンプーで皮脂や痂皮を除去したあとではありません。
この状態が継続して維持できるレベルまで改善しました。
このタイプのシーズーに認められる症状である「痒み」、「臭い」、「フケ」、「ベタつき」はほぼありません。
この後は綺麗に被毛が再生していくだけですので、一旦終了とし次回は別の症例報告を行いたいと思います。
四季の森どうぶつクリニック
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