2014.12.10
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
前回「好きな世界観 ~ディズニー~」について書いてみました。
場所を変えて日本には、ジブリの宮崎駿監督の映画がありますね!
ジブリの全て・・・まではいかないのですが、宮崎監督が強く関わった作品は非常に好きです。
以前もどこかで紹介しましたが、「風立ちぬ」、「紅の豚」、「コクリコ坂から」がベスト3で、他にはラピュタ、平成狸合戦ぽんぽこ、魔女の宅急便、ナウシカ・・・ですね。
特に最近は「失われし古き良き日本」という意味で、「風立ちぬ」と「コクリコ坂から」には今の日本に足りないパーツがたくさんつまっていると思います。
風立ちぬでは冒頭のシーンに10歳前後の兄妹の会話やセリフが数多くあるのですが、そこからも今の僕以上の正しい言葉遣いと礼儀・作法を身につけているのがわかり、現代は未熟なまま身体だけが大人になっているような違和感を感じます。
また親友の本庄のセリフ、上司の黒川さんのセリフ、カストルプのセリフにも言葉以上に含みがあって、とてもおもしろいです。
またコクリコ坂では大人になる前に絶対に経験しておきたい「熱くなる」があるような気がします。
「コクリコ坂から」はまだ1回しか見ていないので、どこかでDVDを買って再度見ようと思います。
そんな古き良き・・・からわずか数十年、今の時代はよくもわるくも膨大な情報が氾濫し、その膨大な情報を処理するために膨大な時間とエネルギーを割き、大切な「何を成すか」というところが失われているような気がします。
無意識でその情報の中の価値観に従って生きていく・・・そんな感じがします。
その要因となっているのがネット、ネットの中の価値観で外れたことができない、人それぞれの生き方が勝ち負け・損得でしか表現されていないのがとてももどかしく思います。
そしてその情報を表示するスマホ・・・・だからでしょうか、結局宮崎監督の作品に携帯電話は一度もでなかったのではないでしょうか?
とはいえ昔の時代に戻れることはないので、自分も含めこの膨大な情報が飛び交うネットとともに生きていかなければいけないのですが、大事なのは「情報を仕入れること」ではなく、膨大な情報の中から「本当に正しい情報を選び抜くこと」と「それで何を成すか?」だと思います。
この「何を成すか?」ですが、「風立ちぬ」と「コクリコ坂から」を見れば心にぐっとくるものがあると思います。
病院でもぜひ「風立ちぬ」を流したいと思うのですが、待合室の雰囲気がね・・・替わりに今度は「ダーウィンが来た」を買おうかと思案中です(笑)
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