2018.10.26
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はゴールデン・レトリーバーの症例です。
【症例】
ゴールデン・レトリーバー 6歳4ヶ月 女の子(避妊手術済)
【経過】
〇3年前から下顎を血がでるまで掻き壊す
〇腹部を舐める、噛む
〇足裏を真っ赤になるまで舐める
〇2年前からエリザベスカラーを使用
〇この2年間、アポキルを毎日服用しいてるが改善しない
〇食事療法を行ったが改善せず
それでは、初診時の状態です。
まずは下顎とその拡大です。
下顎全体的に痒いのではなく、毎回同じ部位を書き壊しています。
続いて、腹部です。
続いて、足裏です。
それでは、初診時から約7週間後の状態と比較してみましょう。
※写真をクリックすると大きくすることができます。
舐める、掻くなどの行為も減り、エリザベスカラーも外すことができました。
腹部、足裏の赤みもだいぶ良くなったと思います。
このような症例には、当院が開発したヒーリングケアLFプラスが非常に有効です。
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【獣医師の解説】
心因性による痒み行動(舐め壊し、掻き壊し)の割合が高い症例です。
初診時から心因性に対する積極的な治療が必要です。
心因性のためサプリメントは非常に理にかなったアプローチですが、程度が強いため投薬治療の併用が必須です。
お薬の種類の選択、お薬の投薬量の設定が非常に難しいため、治療に相当な慣れがなければ難しい症例でもあります。
食事療法やアポキルでの治療ではほとんど改善しないため、視点を変えたアプローチが重要です。
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