2025.06.13
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回は柴犬の子の症例です。
【症例】
柴犬 3歳2ヶ月(初診時) 男の子(去勢済)
【経過】
〇生後10ヶ月~
〇痒みがあり「搔く」より「噛む」が多い
〇抜け毛が多い
〇サイトポイントやアポキルが効かない
それでは初診時の様子をご覧ください。
【初診時の診極め】
ポイント①:被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
この症例の毛並みは一見キレイに見えがちですが、実は違います。
また、被毛形成異常の治療が正しくできていないと効くはずのお薬の効果が正しく発揮されません。
診察時にしっかりと「診る」必要があります。
ポイント②:心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
今回の症例もこのタイプで、以下の行動パターンを問診で確認しました。
・他の犬がぐいぐい来ると逃げたり、怒る
・ドッグランで他の犬と遊ばない
・散歩中に落葉や小石を咥える
・タグや紐をくちゃくちゃするのが好き
・マンホールを避ける
・インターホンが鳴ると吠える
・トラックやバイク・自転車に飛びついたり吠える
・散歩中に行きたくないコースへ向かうと座り込む
・尾追い行動がたまにある
「被毛形成異常」と「心因性」を診極め、
両方に適切な治療でアプローチすることが大切です。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
③被毛形成異常
・投薬治療
④心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
それでは治療から約3ヶ月後を比べてみましょう。
この子の場合、治療から2ヶ月で毛質が柔らかくなりました。
3ヶ月後には痒みが以前の半分に減り、After写真の状態にまで改善しました。
現在はお薬を減らし、様子を見ています。
今までの診察回数は4回。
その内の3回はオンライン遠隔診療です。
当院では他都道府県へ特別診療も行っております。
お近くに方も、遠方にお住いの方も今回の症例と同じような症状でお困りの方はぜひ当院にご相談ください。
今回の症例のように皮膚と心因(行動)への特殊な投薬治療は、当院のみで受けることが可能です。
同じような症状でお困りの方はぜひ当院にご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧いただけます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
インスタグラムでも症例や動画を配信しています。
ブログと違う症例もありますので、ぜひご覧ください。
【症例報告制作者】 岡崎
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