2020.01.28
こんにちは、フレンチブルドッグの皮膚病治療に力を入れている皮膚病治療専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今日は3年前から通院しているフレブルのわんちゃんの紹介です。
改善するのに3年かかったわけではないのですが、有力な治療法がなく待っててもらっていた症例です。
元々顔・四肢端の痒み(アトピー)、背中の湿疹(膿皮症)で当院を受診され、これらの問題点は少ない通院頻度でコントロールできていたのですが、薄毛だけが目立って残っていました。
意外とこのタイプのフレブルわんちゃん多いですね。
「生まれつき」「こういうもの」と思われている方が99%と思いますが、これは「異常」です。
ただ当時は有力な治療法がなかったため、「これを治すことができたらもっとよくなるので、いい治療法が見つかったらご提案しますね」とお伝えしていました。
あれから約3年、医療は進化しています。
「お待たせしました。今なら治せますよ!」
しっかりと説明した上で治療に取り組むことに同意していただけました。
そこからわずか2ヵ月後、
治療結果は劇的、非常に綺麗な毛並みに再生しました。
脱毛症の治療として毛生え薬を使ったわけではありません。
「皮膚コンディション」を改善させれば毛は生えるということです。
1年前まではできなかったことなので、これからはフレブルの治療成績が今まで以上に向上していくと感じています。
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