2016.10.14
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
最近は涼しいより、肌寒さを感じることもあり、今年は秋の深まりが早いような気がしますね。
さて、今日は先週来院しリアルタイム診療として紹介した柴犬のわんちゃんお2回目の診察でした。
先週紹介した初診時の状態 → 【柴犬の皮膚科診療】リアルタイム診療記録①
まずは初診時の状態です。
初診時からちょうど1週間後、比較してみましょう。
まだ1週間ですのでよくみると改善というレベルですが、痒みは半分にまでへりました。
臭い、フケも少なくなり、皮膚の触った感じもやわらかくなっています。
予測どおり、このまま今の治療を継続していけば一定のラインまで改善すると思います。
確定診断はまだ十分ではなく、今後も検査を一つずつ積み重ねて確定していく予定です。
要するに、「治療は検査結果がなくても進められる」であり、「診断名と治療方針が必ずしもつながるわけではない」です。
以外かもしれませんが、こういうった症例では「検査結果にかかわらず、初期に必要な治療は決まっている」なんですね。
ただ基礎疾患を無視しては本当の改善は見込めませんので、検査を無視して治療をつづけるのはよくないと思います。
治療をしつつ、基礎疾患にアプローチしていくことが重要です。
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