2018.07.07
アトピー・脂漏・膿皮症などになりやすいパグの皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
【症例】
パグ 2歳 女の子
【経過】
〇1年前から顔、頭、背中から腰に湿疹
〇最近はお腹にも湿疹拡大
〇赤いブツブツ・湿疹が消えたことは1度もない
それでは初診時の状態をみてみましょう。
まずは正面から。
続いて、頭部(上から)です。
続いて、頚部とその拡大です。
続いて、前胸部です。
続いて、胸部と脇の拡大です。
続いて、胸~内股まです。
続いて、身体の側面(やや後方から)です。
毛並みが薄く、小さな円形脱毛が無数にあるためムラになっているのが特徴です。
続いて背中とその拡大です。
同じく小さな円形脱毛が複数あるのがわかると思います。
最後に後ろからです。
それでは初診時からわずか4週間後の状態と比較してみましょう。
赤い湿疹・ブツブツが完全に消えただけでなく、毛並みもよくなり黒光りするような回復です。
犬の皮膚病で最も多い細菌性膿皮症ですが、アプローチには3つのポイントがあります。
①膿皮症の原因は?
②どうやって治す?
③再発を防ぐには?
簡単なようで、ものすごく難しいです。
②は抗生物質とシャンプーと比較的簡単ですが、①と③の答えにたどり着くのはそう簡単ではありません。
人でいうと、「なぜ風邪をひいたのか?なぜ花粉症になるのか?」であり、「2度と風邪をひかないためには?」というテーマに近いものを感じます。
ただ年齢、経過、犬種、診た目からある程度の予測はできますので適切なアプローチは可能です。
その一つが当院のスキンケアECプラスです。
繰り返す膿皮症の再発防止のために開発したサプリメントです。
当院のオンラインショップからお買い求めいただけます。
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