2014.10.04
☆シーズーの難治性皮膚疾患の治療症例報告☆
こんにちは、四季の森どうぶつクリニック院長平川です。
麻衣子先生がブログで「継続は力なり」と力説しているすぐ隣でさぼっていた院長です・・・反省してます。
「よし!本腰入れてがんばるぞっ!」と熱心だったのも一瞬で、数例まとめたらまた力尽きてしまいました。
最近は社二病がぶりかえしており、妄想にふけっていることが多くなっていました。
現実にしっかり目を向けて、久しぶりの症例報告です。
【症例】
シーズー 男の子 6歳
【経過】
〇3才のころから内股、顔の痒みあり
〇季節性(夏>冬)もあるが、冬が治るわけではなくほぼ1年通して痒みがある
〇2件の動物病院受診するも改善なし
それでは初診時の状態を見てみましょう。
※それぞれ画像をクリックすると大きくすることができます。
ここから4週間後(2回の院内薬浴後)をみてみましょう。
訂正:2週間後(1回の薬浴後)です。
※画像をクリックすると大きくすることができます。
1回の薬浴後2週間後の再診でしたが、この時点でほぼ綺麗になっていました。
口唇~下顎が非常に重度で、慢性化していたためまだ被毛の再生がみとめられませんが、痒みはほぼありません。
なによりたった2回の薬浴と4週間では劇的な改善と評価できると思います。
訂正:1回の薬浴後の2週間後としては
診断名はシーズーのアトピー性皮膚炎&脂漏を伴うマラセチア性皮膚炎です。
シーズーの場合はこれが典型的のため、治療は非常に簡単で院内薬浴(スキンケア)がメインとなります。
「シャンプーすればいい」ではなく、スキンケアです。
追記:後日4週間後の状態も掲載します。
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