2024.12.19
こんにちは、わんちゃんの皮膚科専門の動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はミニチュアピンシャーの子の症例です。
【症例】
ミニチュアピンシャー 3歳11ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳からずっと痒みあり
〇爪を噛む(噛むのは家の中だけで車や外では噛まない)
〇耳、目を掻く
〇一年中抜け毛が多い
〇ステロイドを多い時は1日2回服用するも改善見られず
〇フケが多い
それでは初診時の様子をご覧ください。
まずは首の写真です。
毛は薄く地肌が見えています
脇と胸~腹部のお写真です。
ほとんど毛が生えていません。
最後に体の側面の写真です。
【初診時の診極め】
ポイント①:被毛形成異常
・毛に密度がない
・毛質、毛の色が悪い
・頚、胸、お腹、内股が特に薄い
・毛がよく抜ける
・地肌が見える
これらが当てはまる症例は、被毛形成異常を疑います。
ポイント②:心因性
特定の場所を異常に噛んだり舐めたりするのは、
痒みだけが原因ではなく『心因性』の場合があります。
今回の症例もこのタイプで、純粋な痒みだけでなく、心因性の掻痒行動が強く出ていました。
【当院の治療プラン】
①アトピー
・投薬治療
②心因性
・投薬治療
・パーソナルケアPⅡ+
③腸活(免疫異常の改善)
・食事療法
・スキンケアECプラス
④被毛形成異常
・投薬治療
それでは治療から約3ヶ月比べてみましょう。
治療から1ヶ月半で爪を噛むことが無くなり、毛もフサフサになりました。治療から3ヶ月後には痒みが無くなりました。
行動面では、
「掃除機に吠えなくなった」
「犬に吠えることが少なくなり、ずっと見ているだけになった」
「掃除機に怒らなくなった」
「拾いが少なくなった」
このような変化がありました。
また飼い主さまにも『こんなの初めて!』と喜んでいただけました。
今回の症例のように皮膚と心因(行動)への特殊な投薬治療は、当院のみで受けることが可能です。
同じような症状でお困りの方はぜひ当院にご相談ください。
受診が難しくホームケアでアプローチする場合は、
・適切な食事
※プロフィールのリンクツリー「治療を成功に導く食事療法」から資料請求できます
・サプリ
スキンケアECプラス(腸活)
パーソナルケアpⅡ+(心因性)
アロペシアGR+(被毛形成異常)
・スキンケア
Medicareシリーズ
当院オンラインショップの「痒みケアスターターセット」をお勧めします。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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