2018.03.03
4年前の病院移転から新規来院を犬の皮膚病治療のみに切り替えたのですが、移転前からの猫の患者さまについては今でも飼主さまの希望に合わせて診察を行っています。
そのため今でも猫を診るのが珍しいというわけではないのですが、最近猫の問題行動の治療成績が格段に向上してきましたので記事にしてみました。
猫の問題行動に取り組むというのは非常に難しいですね。
主な理由としては、
①生まれつきの性格によるものが多い
②生活環境に精神的なストレスがあっても根本解決(原因除去)が困難
③しつけや行動療法が困難
があげられます。
こういった事情もあり、今の動物医療ではほとんど重要視されていないため、悩んでいる方にはぜひ読んでいただきたいと思います。
今日の症例は猫の精神的・心因性が関連した問題行動の2症例です。
【症例①】
雑種猫 1歳
【経過】
〇顔~頚部の掻き壊しで、常にかさぶたがある
【治療】
初期治療としてステロイドを使うも十分な改善なく、サプリメントに切り替えたところ、ステロイドを使っているときよりも痒みの改善が認められました。
飼主さまも、「元々他の猫たちよりちょっと変わった子で、急に壁を走ったりして『ちょっとおかしい子だな』と思っていたのですが、サプリメントをはじめたとたんに穏やかな猫らしい動きになり、普通のかわいらしい猫になりました。旦那もこの変化にびっくりしてます。」とよろこんでいただけました。
【症例②】
スコティッシュホールド 約6歳くらい?
【経過】
夫婦2人と猫1頭の家庭に、赤ちゃんが生まれてから猫の様子がおかしくなったと診察に来院されました。特に奥様に対して攻撃的になり、襲うようなことが繰り返しおこり、奥様も「もう手放したい」と引き取り手を探すほどでした。
【治療】
あかちゃんや奥様、猫の活動領域など含めて家庭内での生活は一切変更せずサプリメントを投与してもらいました。
サプリメントを服用している間は攻撃性が低下し一度も奥様への威嚇・襲撃動作はなく、サプリメントがなくなってから再度攻撃性が再燃したということで、再投与になっています。
もうおわかりかと思いますが、当院のヒーリングケアLFプラスです。
2頭とも「ヒーリングケアLFプラスでいける!」と思って処方したのですが、2頭とも予測通りの改善を認めました。
※なお、過去に猫で処方して改善がなかった症例はいません。
猫の問題行動において、行動療法という選択肢がないというわけではありませんが、行動療法は「ペット(猫)の異常の原因が私(飼主)にある」と飼主さまが精神的に追い込まれやすいという問題があるとも考えています。
そのため当院では問題点の解決を無理に図るより、投薬治療やサプリメントで緩和させる提案もしています。
当院のヒーリングケアLFプラスであれば飼主さまにも、猫ちゃんにも新しいストレスを増やすことはないと思います。
しかもかなりの精度で期待できる効果がえられているのでおすすめです。
特に症例①のように「猫の痒みはアレルギー様で、ステロイドが効果的」ととらえられる皮膚病が多いのですが、最近はかなりの割合で心因性・問題行動による痒みもあり、ステロイドより身体に負担の少ないサプリメント「ヒーリングケアLFプラス」の方が十分な改善が期待できるのではないかと思っています。
当院では猫の診察を新規で受けてはいないのですが、このヒーリングケアLFプラスは猫との相性もかなりよいと考えています。
猫もヒーリングケアLFプラスを服用してもいいのか?とご質問がありそうですが、実はこのヒーリングケアLFプラスは「人間用サプリメント」で開発しています。
同じく成分を考えても猫でも十分に対応できると考えています。
参考までにこのヒーリングケアLFプラスですが、ストレス社会に生きるこの時代には必須アイテムと思うくらいです。
僕は診察で劇的に改善していく犬・猫を数多くみて、個人的に毎日服用するようになりました。
たった1泊2日の出張でも絶対にもって行き、ホテルで夜寝る前に服用しています(笑)
このヒーリングケアLFプラスは、オンラインショップからお買い求めいただけます。
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