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治らないときは診断(自分)が間違えている

2017.12.25

メリークリスマス♪

痒い皮膚病治療を専門に行う皮膚科動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。

今年もいよいよカウントダウンであと7日、診療日はあと1日半で終了です。

イブの夜は年賀状の住所書きで日付をまたぎ、25日クリスマスは反省会です。

さて、今年もあとわずかですので、毎年恒例のとしている1年の振り返りとして反省会を開きたいと思います。

今年の反省もいつもどおり、「十分な治療成績がでていない症例」からはじめなければいけません。

複数頭いるのですが、その筆頭が「3年前から治療継続しているフレンチブルドッグ」の症例です。

ただ、3年前から治っていないわけではありません。

3年前の初診時はたしか約3ヶ月で随分とよくなり、その後も年単位で徐々によくなって今年を過ごしていたところ・・・・・・夏ごろから急にコントロール不能になりました。

初期治療にもどっても改善が認められず、あれこれやってもうまくいかないため、苦肉の策で「ステロイド」を併用したところスッキリ改善・・・・「これでいいとは思わない」と伝えつつステロイドを減らすことにしました。

ところが今日、「ステロイド減らしたらやっぱり痒みが強くなった!」というので受診してもらったところ、確かに全身真っ赤!!

ここ数ヶ月で顕微鏡検査、培養検査、血液検査、食事変更・・・・・思いつくことを色々やったあとなので頭の中ではほぼ追い詰められた状態でした。

「再びステロイドか?」

と思いましたが、

「フレンチにステロイドを使っている症例がどれだけいる?これだけフレブルがいても、ステロイド使っている症例が1例もいないにも関わらずいまさらステロイドか?」

と考え直し、

「何か見落としているのかもしれない」

と、何度も行った顕微鏡検査から再検査することにしました。

すると・・・

いた!!

・・・・・・・寄生(ダニ)でした。

いいわけですが、今までもなんども探したんです(^^;

ただ、このダニは見つかりにくいのが特徴です。

良くも悪くも、ステロイドを使ったことにより増えて、見つかったのかもしれません。

年間200頭近くの皮膚疾患をみていますが、継続治療中にダニをもらったわんちゃんははじめてみました。

決して起こらないことではないのですが、なにせ稀なので盲点でした。

それでも基本に忠実に検査を繰り返したのでよかったです。

普段は「診断は一瞬」といい、経験を積むことで瞬間的な判断を重視していますが、いつになっても初心・基本を忘れてはいけないな、と改めて思いました。

また時間があるときに1年の振り返り第2弾を書きたいと思います。

投稿者:四季の森どうぶつクリニック

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