2019.02.06
犬の皮膚病でも最も多い細菌性皮膚炎「膿皮症」の根本的な治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
よく「膿皮症の原因って何ですか?」と聞かれますが、そのときはこう答えています。
「人の風邪のようなもので、生物学的な免疫の弱点からくる病気です」
人で最も多い病気とえ言えば「風邪」だと思うのですが、風邪は治しても「2度とならない」ということはない病気ですよね。
逆に犬で風邪があるか?というと、個人的な意見としては「犬に風邪はない」と考えています。
では人は風邪をひくのに、犬に風邪がない理由は・・・?
それは免疫だと思っています。
人は呼吸器の免疫が弱く、犬は呼吸器の免疫が強いというだけです。
でも代わりに犬は皮膚免疫が弱いのでしょうね。
人の「風邪」と同じように絶対に根絶されることのない病気が「犬の膿皮症」と思っています。
そのため体質によっては治しても治しても再発するのだと思います。
今回はそんな「繰り返す(治らない)膿皮症の根本的な治療に成功した症例」です。
【症例】
ミニチュアシュナウザー 女の子
【経過】
〇内股の湿疹が治らず繰り返される
それでは初診時の状態です。
それでは治療後の状態と比較してみましょう。
綺麗に改善しました。
今回の症例では初診時に7日間の抗生物質を処方しましたが、初診時に行った細菌培養感受性検査(どの抗生物質が効くか調べる検査)で耐性菌という結果がでて、処方した抗生物質が無効であったことがわかりました。
こういった場合は再診時(2回目診察日)に感受性(効果)のある抗生物質に変更して処方しなおすプランが定法ですが、あえて抗生物質を使わない方法へと切り替え「スキンケア&サプリメント」だけで治療することにしました。
もちろんスキンケア&サプリメントはもちろん当院のMedicareシリーズとスキンケアECプラスです。
こういったタイプにはスキンケアECプラスが非常に効果的です。
以下のオンラインショップからお買い求めいただけます。
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