2022.06.22
こんにちは。わんちゃんの皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
今回はパグの症例をご紹介します。
【症例】パグ 3歳6ヶ月 女の子(避妊済)
【経過】
〇1歳前から赤い湿疹ができ始め、1年中繰り返し湿疹ができてしまう
〇痒みもあり、四肢端を舐めたり、噛んだり、顔のシワや下顎を掻いてしまう
〇アポキルを毎日飲んでいたが、改善には至らなかった
それでは、初診時の様子をご覧下さい。
こちらは首の写真です。
毛がほとんどなく、ツルツルになっています。
次は、前肢と脇の拡大の写真です。
足の内側や脇も毛が薄く、皮膚が丸見えになってしまっています。
次は、胸、お腹、股のお写真です。
こちらも毛が薄くなっているのと、脇や胸に湿疹があるのが分かります。
最後は右後肢の拡大写真です。
皮膚が乾燥しカサカサになっています。
それでは、初診から約4ヶ月後の写真と比較してみましょう。
全体的に毛量が増え、ツルツルでほとんど毛が生えていなかったところもしっかり生え揃いました。毛質も硬くゴワゴワしていましたが、ふわふわで柔らかくなりました。
今までアポキルを毎日飲んでいましたが、治療から2週間ほどで掻く、舐めるが徐々に減っていき2日に1回の服用になりました。見落とされがちな基礎疾患や心因性の疾患も、しっかり治療していくことが大切です。
今回の治療には、腸内環境を整えるECプラスと癖などの性格、気質に対するパーソナルケアpⅡ+のサプリメントも使用しました。
当院オリジナルのサプリメントとスキンケア製品は、当院ホームページのオンラインショップからご覧頂けます。
この子のようにわんちゃんの皮膚病でお困りの方は是非当院までご連絡下さい。
尚、関東にお住まいの方は、東京サテライトにて当院獣医師が初診をさせていただき、継続治療をオンライン診療で行う遠隔診療も行っています。
※症状によってはできないこともございます。
詳しくは東京サテライトのご案内をご覧下さい。
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【症例報告制作者 佐野】
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