2015.08.25
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
休診日にあわせて胃腸風邪でダウン・・・・・まさに休息日となりました。
「めずらしく・・・」とでもいえれば仕事の疲れ?などいえるのですが、年に何度も熱を出すので基本的にちょっと病弱?
しかし食欲もしっかりあるせいか麻衣子先生もそんなに心配してくれません(涙)
休診日明けには元気になっているでしょう!
さて、最近ちょっと怠っていた症例報告です。
最近のマイブームは「いかに薬をつかわずに治すか?」です。
もちろん使用するのは当院にしかないスキンケア&サプリメントです。
何度もいうように医療を超えるわけではありませんし、万能ではないため、「優先順位は何か?」を診極める必要性がありますが・・・・・10中8,9はずしません。
先日来院されたわんちゃんでも診た瞬間「いける」と判断できたので、あえて初回に投薬治療を選択せずに治療スタートしました。
症例はフレンチブルドッグです。
初診時の状態をみてみましょう。
右のワキです。
大腿部の尾側からの写真です。
その拡大、左大腿部です。
同じく右大腿部です。
ここの状態から12日後の状態をみてみましょう。
写真をクリックすると拡大してみることができます。
右のワキ。
次は大腿部を尾側からみた写真です。
たった12日でここまで綺麗になりました。
診断名は細菌性皮膚炎、「膿皮症」です。
一般的な治療法としては「抗生物質の服用」ですが、今回の症例ではあえて処方しませんでした。
それは「スキンケアとサプリメントでいける!」と確信があったからです。
フレンチブルドッグの皮膚病には非常に特徴があります。
その一つがこの湿疹、細菌性皮膚炎「膿皮症」です。
皮膚で細菌が増えることで湿疹ができます。
治療で抗生物質を選択する理由は「抗生物質が皮膚に到達して、皮膚で増えている細菌を抑えることができるから」です。
しかし多くの症例で「再発」が認められます。
抗生物質は治療法として最適か?????
毎回お話していますが、もうみなさんおわかりですよね?
抗生物質では何か足りません。
そう、「なぜ皮膚で細菌が増えたのか?」をまったく無視したのが抗生物質での治療です。
抗生物質は増えた菌を抑えます。
確かにこの症例に抗生物質を処方すれば、同じような改善があったと思われます。
でも細菌が増える原因はまったく考慮されていません。
それに比べて当院のスキンケア&サプリメントは皮膚を正常化するために必要なケアができるように設計されています。
重症化している症例ではどうしても投薬治療を最優先性にするため、スキンケアとサプリメントは「補助と再発予防に」という目的で後から使いますが、本当はこの程度の皮膚病なら治してしまうほどの力があると実感しています。
基本はフレンチブルドッグ、イングリッシュブルドッグ、シーズーをメインにしていますが、当院ではトイプードル、チワワ、ヨーキーなどさまざまな犬種でも使用しています。
皮膚トラブルでお困りの方はぜひご利用ください。
すでに当院で通院されている倍以上の方が、オンラインショップで継続使用されています。
また、当院では遠方の方のために「遠隔診療」にも取り組んでいます。
遠隔診療とは、1回目の初回に実際の診察を行い、2回目以降を写真とメールで継続治療する診療です。
スキンケアとサプリメントが万能ではないため、医療とセットにすることが最も重要と考えています。
すでに石川県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県と遠方からの遠隔診療を行っています。
すべての皮膚疾患が遠隔診療の対象になるわけではありませんが、シーズ、ブルドッグ犬種(フレンチブルドッグ、イングリッシュブルドッグ)を中心に、HPに掲載されているような典型的な症例では十分にコントロールすることが可能ではないかと考えています。
その他犬種としては、トイプードルの脂漏性疾患も遠隔診療でいい結果がでています。
ご希望の方はお問い合わせフォームからご連絡ください。
四季の森どうぶつクリニック
平川将人
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