2013.08.19
1年以上ぶりの症例報告となりました。
改めて、四季の森どうぶつクリニックのHPとして当院の症例報告を行っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
今回は、少し珍しいタイプの皮膚病です。
珍しいのは皮膚病の好発犬種ではないトイプードルであることです。
もちろんトイプードルで皮膚病がないわけではないのですが、難治性になりにくいため滅多に困るような皮膚病にはなりません。
それでは初診時の状態を見てみましょう。
非常に強い痒みのため、自傷(自ら身体を傷つける)と出血防止のため、エリザベスカラーを常時つけていました。
しかも2つ、わんこもそうですが飼主さまもつらい状態ですね。
次に、両眼。
脱毛と大きなフケが認められます。
続いて、右耳。
続いて、左耳。
続いて、右前肢とその拡大。
続いて、左側面全体。
続いて、左後肢とその拡大。
続いて、右側面全体と右後肢の拡大。
トイプードルでこのような悪化をしめすタイプはそう多くありません。
初診時では必要な検査、予測できる治療の流れをお伝えしました。
もちろん最も重要なのはスキンケアです。
目標はエリザベスカラーを外した普通のわんちゃんらしい普通の生活をすることです。
1回目のスキンケアの様子は次回お伝えします。
四季の森どうぶつクリニック
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