2018.08.02
症例報告とはまったく関係ないブログ第3弾です。
動物病院の診察室での会話① 獣医師は嘘つき
動物病院の診察室での会話② 獣医師は演技派
ここ最近あることを当てて驚かれたときの診察のことです。
以前にも当院での治療歴があるわんちゃんが、久しぶりに皮膚病の再発で来院されました。
皮膚を診ながら「あれ?去年の夏の皮膚コンディションと違うな」と違和感を感じてあることが頭をよぎったので飼主さまにこう聞いてみました。
僕 「最近ドッグフード変えました?」
飼主さま 「え?どうしてわかったんですか?? 確かに2カ月前に変えました。」
僕 「たしか依然お聞きしていたのは●●●●だったはずですが、今のフードの名前教えてください・・・〆(._.)メモメモ」
※手元のメモにあることを書きました。
飼主さま 「え~っと・・・ネットで買ったやつで・・・(スマホで確認)」
飼主さま 「そうそう、〇〇〇〇というアレルギー対応食とかいうものです」
僕 「はい(事前に書いたメモをみせる)」
飼主さま 「え~!!なんでわかったんですか!?」
皮膚を見て食事を変えたこと、そして変えたご飯を当てることに成功しました(笑)
去年のの治療の時点でよくなっていたため、本当は食事を変える必要なんてなかったのですが、急に食べが悪くなったようでやむを得ず変えたようです。
参考までに食事を当てるのは珍しくなくて、今までにも数え切れないくらい当てています。
世の中には驚くほどの種類のドッグフードがあるため100%にはほど遠いですが、ときどき「あ、〇〇〇〇を食べているんだろうな」とわかることがあります。
それはカルテ情報、問診、そして肝心の皮膚をみるとわかるようになるんですね。
・・・でも初診時に「うちの子が何を食べているか当ててください!」というのはなしですからね(笑)
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