2015.08.26
こんにちは、四季の森どうぶつクリニックの平川です。
今日はいつもと違った症例報告を行います。
どう違うのか?
それは「まだ治療が終わっていない症例」です。
来院したばかりで、2~3ヵ月後を目標に改善を目指していきます。
症例はパグ、初診時の状態をみてみましょう。

顔を左側から。
「
下顎~頚部です。

胸部です。

右前肢とその拡大です。



両後肢です。

甲の部分の拡大です。

左の後肢を外側から。

獣医師としては初診時に何を考えるか?
大きく2つ、診極めることが重要です。
1つは、初診時に鑑別診断としてどのような病名・病態を候補にし、優先すべき検査が何かを判断することです。
2つ目は同時に治療方針が何か、検査結果の如何にかかわらず初診時に想定できていることです。
検査結果が予測不可能な結果であることはほぼないため、検査結果で初診時の想定した治療内容が考え直されるようなことはほぼほぼありません。
1ヶ月後には臨床症状(痒み・フケ)の改善と皮膚機能の正常化が認められ、3ヵ月後にはパグらしい雰囲気になっていると思います。
四季の森どうぶつクリニック
平川将人
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