2019.07.22
犬の皮膚病治療に力を入れている皮膚科専門動物病院、四季の森どうぶつクリニックです。
以前にUPした記事の続きです。
前回紹介した症例と似ていますが、異なる症例です。
「この症例もアレだな、〇〇〇でいけるはず」と判断して治療開始した症例です。
【症例】
柴犬 避妊メス
まずは頚部です。
続いて、頚部の拡大です。
続いて、胸部です。
もちろんこの時点でも「アポキルを毎日服用しているにも関わらず痒い」という状態です。
ここからある治療を加えます。
続いて胸部です。
完治と言う表現はできませんが、見た目でかなりよくなっているのが伝わると思います。
柴犬でこのタイプの皮膚病はよくあるのですが、一般的には「アトピー・アレルギーだからアポキル&食事療法」となりがちなタイプです。
しかし本当にそれだけでコントロールできているか?といえば、おそらく異なると思います。
当院にはこういった「アポキル&食事療法で治らない」という柴犬がたくさん来院されていますが、当院ではこのタイプの柴犬の治療成績はかなり高いです。
理由ですが、このタイプには特殊な治療が必要で当院ではそのメインとなる治療法を把握していますが、今の皮膚科で考えられている標準医療ではまったくカバーできていないためです。
当院では検査・治療におけるエビデンス(標準医療)を大事にしならがも、まだ知られていない皮膚トラブルにもフォーカスをあてて「治療実績を優先させる」という取り組みを行っています。
柴犬の痒い皮膚病で、アポキルが効かない、食事療法で改善しないという皮膚病で悩んでいる飼主様はぜひ一度当院を受診してください。
遠方にお住まいで継続治療が難しい場合でも、メール&写真でお薬を発送する遠隔診療で対応できる場合もあります。
投稿者: